内容紹介
50代からを自分らしく生きぬくための知恵。
認知症、「おひとりさま」、老後の貧困……
“近い将来”を生きぬく準備はできていますか?
老後に必要なお金、認知症を知り乗り切るための最新情報、終末医療の知識、
変わりゆくお墓、葬送の方法、「おひとりさま」の死の迎え方と在宅死の可能性等。
著者紹介
上野 千鶴子(うえの ちづこ)
専門は女性学、ジェンダー研究。京都大学大学院卒業、社会学博士。
現在、東京大学名誉教授、立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘教授。認定NPO法人ウイメンズアクションネットワーク理事長。
著書に『近代家族の成立と終焉』(サントリー学芸賞受賞)、『おひとりさまの老後』『男おひとりさま道』『ケアの社会学』ほか。平成23年度朝日賞受賞。
樋口 恵子(ひぐち けいこ)
東京大学文学部美学美術史学科卒業。
新聞研究所本課修了、時事通信社に入社。
その後、学習研究社、キヤノン株式会社を経て評論活動に。1986年から東京家政大学教授、現在名誉教授。2014年から同大学女性未来研究所長。日本社会事業大学名誉博士。NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」理事長。
著書に『おひとりシニアのよろず人生相談』『人生100年時代への船出』『大介護時代を生きる』ほか。編著に『自分で決める 人生の終い方―最期の医療と制度の活用』ほか。
会田 薫子(あいだ かおるこ)
東京大学大学院人文社会系研究科死生学・応用倫理センター上廣講座特任准教授、保健学博士。
専門は医療倫理学、臨床死生学、医療社会学。
終末期医療、延命医療、高齢者医療、脳死、臓器移植等について、さまざまな発言を積極的にしている。
著書に『延命医療と臨床現場―人工呼吸器と胃ろうの医療倫理学』(日本医学哲学・倫理学会賞受賞)『高齢者ケアと人工栄養を考える―本人・家族のための意思決定プロセスノート』『シリーズ生命倫理学3 脳死・臓器移植』『シリーズ生命倫理学4 終末期医療』ほか。
大熊 由紀子(おおくま ゆきこ)
国際医療福祉大学大学院教授、専門は医療福祉ジャーナリズム分野。
元朝日新聞論説委員。
福祉と医療、現場と政策をつなぐ「えにし」ネット・志の縁結び係&小間使い。
著書に『「寝たきり老人」のいる国いない国―真の豊かさへの挑戦』『恋するようにボランティアを―優しき挑戦者たち』『物語・介護保険―いのちの尊厳のための70のドラマ』上下2巻ほか。
井上 治代(いのうえ はるよ)
東洋大学ライフデザイン学部教授、社会学博士。
認定NPO法人エンディングセンター理事長。エンディングデザイン研究所代表。
ノンフィクション作家。
専門分野は社会学(家族変動・死者祭祀・ジェンダー論)で、「家族の社会学」「生死の社会学」「いのちの教育」「総合Ⅳ:死生学ゼミ」などを教えている。
著書に『新・遺言ノート』『墓と家族の変容』『桜葬―桜の下で眠りたい』『より良く死ぬ日のために』ほか。