● 発行年月 | 2014年6月刊行 |
● 価格 | 定価 1,540円(税込) |
● 判型 | 四六判 |
● 装丁 | 並製 |
● ページ数 | 208ページ |
● ISBN | 978-4-87290-685-1 |
83歳“沖縄のマザーテレサ”のこころ豊かに生きるメッセージ
いくつになっても、逆風の中でも、人は誰かの役に立てる。
逆風の中でも明るく自分の人生をひきうけ、「誰かがやらなければならないことなら、私がやりましょうね」と、戦後、教師として恵まれない43人の子どもを引き取り巣立たせ、他人の人生をもひきうけてきた人、それが著者の安田未知子さん。
その間には、リュウマチ、ガン、心臓病、一日82錠の薬、8カ月間寝たきり生活……といった生死をさまよう大病もありましたが、それを沖縄のハーブ食養で克服。83歳の今も、経営する老人病院で、高齢者のお世話、睡眠3時間ながら毎日3時間は、悩める人からの電話相談を受け付けています。
「ちゅい、だれいだれい(ひとりで大変なら、みんなで支えあおう)」
“沖縄のマザーテレサ”と呼ばれ、支持される著者の軌跡をたどりながら、“誰かのために生きる”ことの豊かさが学べる本です。
安田未知子(やすだみちこ) 介護老人保健施設いずみ苑 苑長
東京都港区生まれ。両親とともに 8 歳で沖縄に渡る。沖縄県立第一高等女学校の校長と牛島満中将の伝令役として戦争に参加。戦後、沖縄初の女性英語教官となる。
自身の子を5人育てながらも、貧しく教育やしつけが行き届かない生徒を家に住まわせ、巣立たせる。
そんな姿に周囲からは「自分も大変なのに、子どもを預かって……先生はバカと言われていますよ」と忠告されるが、「支えが必要なら支えぬく」と、43 人の子どもに住まいと勉強の場を与えて育て上げた。
その間、30 代~ 50 代は数々の病気に苦しむ。リウマチ、ガンに加え、8 ヶ月間は原因不明の失明状態に陥り、さらに 8 ヶ月間意識不明の状態も経験した。意識を取り戻したあと、病床で沖縄の薬草を研究し、食養生活を開始。自らの力で病気を克服し、今でも髪の毛真っ黒の健康体。
退職後は、弟(医師)といずみ病院を運営。“ お世話される ” 年齢でもおかしくないのに、介護老人保健施設いずみ苑の苑長としてお世話する側に。平成 17年、知的障害のある人たちのための「スペシャルオリンピックス」の沖縄支部を立ち上げ会長に就任。全国の経営者の相談や講演、セミナー活動も行っている。
睡眠3時間。毎朝全国からの電話悩み相談も受ける。その姿は “ 沖縄のマザーテレサ ”と呼ばれている。