● 発行年月 | 2013年11月刊行 |
● 価格 | 定価 1,540円(税込) |
● 判型 | 四六判 |
● 装丁 | 並製 |
● ページ数 | 224ページ |
● ISBN | 978-4-87290-663-9 |
茶人・千利休が、飲食店チェ-ンの接客コンサルタントとして活躍する新感覚の接客本。 「おもてなし」の精神を社員に教育するため、<利休七則>をベースに「マニュアルを捨てよ」「自分らしい接客を」と説く利休の「現場改革」に、社員達は…。利休の教えで企業、社員、そして接客は変わるのか!?――物語で利休の唱える接客道が身に付きます。
茶道から生まれた「接客」。利休だけが知っている接客で売上げを上げる方法を伝授します。経営者から接客従事者まで、マニュアルを超えたもてなしをしたい人必読です。
<利休七則とは>
一、茶は服のよきように点て
二、炭は湯の沸くように置き
三、花は野にあるように
四、夏は涼しく冬暖かに
五、刻限は早めに
六、降らずとも雨の用意
七、相客に心せよ
【目次】
はじめに
プロローグ
▼第1章 利休がしかけたもてなし
謝罪からもクレームは生まれる
客を小馬鹿にするな!
利休めが、もてなしましょう
もてなしには「種明かし」がある
もてなしをお教えしましょう
これが私のやり方です
(コラム)
三服の茶とノ貫(へちかん)の落とし穴
▼第2章 利休が語った接客哲学
良い接客は、組織の意思統一から
まずマニュアルを棄てなさい
業務命令違反でクビにします
全員が一つにまとまりました
利休七則は、日本人のこころである
接客の心構え、お教えします
マニュアルは目くらましです
接客の基本は解りましたね
接客の、七つの悪を禁じます
優秀な接客者は、自ら学ぶ
接客だけで売り上げは変わりません
成長する気があれば育ちます
いつまで雇われ人のつもりですか
(コラム)
空気を読まない武将たち
利休七則
無心を貫く
▼第3章 利休の教えた接客サービス
コップ一杯の水にも、まごころを
これがあなたのやり方ですか
あなた自身の未熟さです
その気持ちをわすれないで
顧客満足とは顧客「が」自分の意志で満足すること
私は「形」は教えません
心からのお詫びをしなさい
本音を語ってもらいましょう
接客にも、ちょうど良い加減がある
茶は服の良きように点て
炭は湯の沸くように置き
花は野にあるように
夏は涼しく冬暖かに
(コラム)
現代接客の由来
道具を丁寧に扱う
一期一会
▼第4章 利休が流した涙
責任者が休むから、現場が育つ
あなたは働き過ぎです
見た目だけで判断しないで
天下一の店長でございます
顧客満足を自分視点で考えない
才能が空振りしていませんか
感動の押しつけは迷惑です
それが会社というものです
(コラム)
店長こそ、休むべし
天下一の点前
▼第5章 利休の唱えた戦略
もてなしは、日本にしか無い感覚
ホテルと旅館を比べましょう
あなたはどちらを選びますか
上質な接客は「十分な待遇」から
利益至上主義になりなさい
十分な給与を払いなさい
感動させずとも、リピーターは作れる
来店理由を考えなさい
降らずとも雨の用意
個性にファンが付くのです
「花」を磨きつづけなさい
初心での接客が最良の師である
相客に心せよ ?団体客と個人客
何度も基本にかえりなさい
(コラム)
お辞儀の角度
利休の時代の茶人たち
エピローグ
あとがき