● 発行年月 | 2012年8月刊行 |
● 価格 | 定価 1,980円(税込) |
● 判型 | 四六判 |
● 装丁 | 並製 |
● ページ数 | 320ページ |
● ISBN | 978-4-87290-582-3 |
盛衰激しい映画産業の中で、じっと耐え抜いた一企業の裏面史
映画館のほかホテル・ゴルフ場・ボウリング場をもつ総合レジャー企業として一時代を築いた「日活」
設立当初からぐらぐらだった経営陣、様々な企業に買収・転売されるなど苦難の歴史をたどり続けてきた。
経営母体がさまざまに変わろうとも、仕事への夢を共有する仲間たちとともに、時代を乗り切った100年の苦闘を元幹部が初めて描く。
はじめに
序
第一章 興隆と危機に出遭った日活人
第二章 日活の転期と経営者
第三章 一九六〇年代はどんな時代だったか
第四章 暗転
第五章 「見えない展望」の中で
第六章、労使の対立時代
第七章 日活の解体が始まった!
第八章 日活国際会館売却と映画崩壊
第九章 映画事業方針の転換
第十章 七〇年代の転期
第十一章 大映と日活、営業統合の失敗
第十二章 日活資産売却反対と映画続行の闘い
第十三章 新段階迎えた経営再建闘争
第十四章 七〇年代の再建闘争と撮影所問題
第十五章 撮影所の買い戻し成る
第十六章 撮影所開発と財務改革
第十七章 七〇年代末の転換と映画の変化
第十八章 八〇年代の光と影
十九章 バブル経済の判断と誤算
おわりに