● 発行年月 | 2011年12月刊行 |
● 価格 | 定価 1,430円(税込) |
● 判型 | 四六判 |
● 装丁 | 並製 |
● ページ数 | 176ページ |
● ISBN | 978-4-87290-543-4 |
世界で活躍するトップアスリートの子育てにはある共通項があった。
――本書は、実の娘であり、コーチとして指導したプロテニスプレーヤー杉山愛さん引退後、
早稲田大学大学院・スポーツ科学研究科にすすんだ著者初の育児本。
「トップアスリートたちは、どうしてあんなに高い人間力とすてきなオーラを持っているのだろう」という疑問は、
「人間力を高めるツールとしてのスポーツ」の効能をまとめる原動力に。
日本のトップアスリート(杉山愛、錦織圭、石川遼、宮里藍ら)の両親の子育てに着目した「優秀論文賞」をベースに、
自身の子育て論を惜しみなくまとめています。
子どもの可能性(伸びしろ)は5歳で8割決まる。
そのために、いま両親がすべき10の習慣とは。
本書は「トップアスリートを育成するための本」ではなく、スポーツと「人間力」の関係に着目し、
スポーツと子育ての上手な付き合い方と効果がしっかりとわかる内容。
たんに体力だけじゃない!子どもの能力を最大限伸ばしたい両親のための1冊!
プロローグ
はじめに
*世界で活躍する選手には「人間力」がある
*テニスは“自分磨き”のツールだった
*スポーツは「人間力」を育てる強力なツールになる!
第1章 学習塾より練習場?子どもにスポーツをさせる5つの効果
人生の“伸びしろ”は5歳で8割決まる!?
*衝撃を受けた「スキャモンの成長曲線」
*何も難しくない、一緒に遊ぶだけでいい
*楽器や語学も始めるのは早いほどいい
*家族との優しいコミュニケーションは絶対必要
*惜しみない愛情こそが子どもへの最良の刺激
*運動しない子の健康が脅かされている
*スポーツは愛情深い人を育てる
技術だけじゃない!スポーツで身に付く5つの力
継続力&自信 続けるって難しい!でも誰にだってできる!
共有力 仲間とともに苦しみ、喜びをシェアしよう
決断力 いざという時、冷静に、すぱっと決める力
表現力 素直に自分の気持ちを伝える力
挑戦力・進化 目標への歩みを具体的にプランニングできる力
*スポーツはコミュニケーション力を養う格好のツール
第2章 両親が知っておきたい!わが子をスポーツ好きにするコツ
さあ、スポーツをはじめよう!
*「させたい時」が「はじめ時」
*はじめたら「子どもの表情」を大切にする
*ケガの痛みと回避の仕方を知るのもいい勉強
わが子がスポーツデビューする時の留意点
*競技を絞る前に、まずいろいろ経験させよう
*子どもが「辞めたい」と言ったとき
*親の過大な期待は子どもを押しつぶす危険も
子どものポテンシャルを開花させるには
*初めから「大きい器」を用意しよう
*「順境」をうまく利用しよう
*子どもより先に親が楽しもう
第3章 日常生活&スポーツ 子どもの能力を伸ばす両親の11の習慣
伸びる子の両親に共通するスポーツ活用法
その1 「家族哲学」を共有する楽しさ
その2 細かいことは気にしない!
その3 「待つ」と「問いかける」が自主性を育てる
その4 「親も子どもから求められている」という自覚
その5 子どもの変化に「気付く」親になろう
その6 日常生活から「同じことを続ける」を始めよう
その7 「正しい答え」は一つではない
その8 「絶対評価」が個を伸ばす
その9 何でも「楽しく」してしまう力
その10 「励ます」は次につなげるプロセス
その11 「褒める」とまたチャレンジしたくなる
第4章 トップアスリートの両親に学ぶスポーツ子育てのコツ
トップアスリートの幼少期には共通点があった
*誰からも愛される人間力が世界ツアーを支えた
*真に力のある選手だけがまとう“素敵なオーラ”
石川遼・宮里藍・錦織圭の両親に学ぶ子育て法
*トップアスリートはとことん遊ぶ子どもだった!
*トップアスリートは3~5歳で始めていた!
*家族団らんが目的だった!
*専門以外の複数のスポーツを体験していた!
*何をするのも「本人の意思」を尊重して
トップアスリートの両親に共通する哲学
*子どもを信頼し、全力でサポートしよう
*競技のことを親もしっかり勉強しよう
*スポーツは親子のコミュニケーションを深化させる
*親もスポーツ哲学を持つべし
Q&A 子どもとスポーツ こんなとき、どうするの?
Qうちの子は運動オンチみたいだけど、大丈夫?
Qほかの子の上達が早くて、取り残されないかと心配です
Q運動のできる子のほうが、勉強もできる?
Q夫婦そろって運動がキライ。どうしたらいいの?
Q0~3歳で習わせるのに適したスポーツって何?
Qスポーツってお金がかかるんじゃないの?