● 発行年月 | 2010年5月刊行 |
● 価格 | 定価 1,540円(税込) |
● 判型 | 四六判 |
● 装丁 | 並製 |
● ページ数 | 208ページ |
● ISBN | 978-4-87290-473-4 |
はじめに
1 「真夜中に〝飲むように〟食べたい」
やめたいけどやめられない!
脳から“何か”が出てくる恍惚感
ツラいのは、食べる前より食べたあと
夜の生活とポテチはどっちが幸せ?
“ポテチ異常”は特異なケースではなかった
体が異変を起こしても止まらない欲望
子どもが寝静まったあとに〝発病〟
実はハマっている人が多い「あまから」
「食事より、ポテチを重視します」
自覚ゼロでも実態は“依存”
ポテチ依存はこれから増える!
2 おいしいというより気持ちいい!
食欲を暴走させる物質が入っている?
本能が求めている“うまみカルテット”
自然のおいしさは食べ過ぎない
脂肪量は“大トロ”級
一〇〇%という恐ろしさ
調味料が安価になって訪れた“食欲の四季”
沖縄のシニアはファストフードが好き?
味覚破壊は病気への入り口
コンビニおにぎりに見る味覚破壊
今の五〇代が「なじみのうすい」最後の世代
スナック菓子の味の変遷
食べ物は噛まないと味がしなかった
噛まずにおいしいという不自然さ
3 「毒」ほどストレスを癒やしてくれる
スナック菓子も“必要悪”だったNさん
人は「健康」だけでは生きられない
帯津名誉院長に学んだ「心」の栄養学
「ドラッグ」の三層構造
かつて、「ドラッグ」は薬だった!
「ドラッグ」を取りあげることはできない
ポテチはもっとも安価な「ドラッグ」
タバコで癒やされる人もいる
快楽を感じる脳の仕組み
快楽の対象は人それぞれ
現代社会はストレス社会
健康を唱える人にも不健康な一面がある
迷惑な「健康」の押し売り
健康食を食べれば健康になれる?
高まる閉塞感、減少する快楽
スナック菓子という「ドラッグ」の注意点
現代の働き方にも問題がある
4 やめられないのにスリムだから怖い
婦人科系疾患は食事の影響が大
女性は健康志向が高いから心配
“頭”で食べる女性・“胃袋”で食べる男性
ちりも積もれば“高脂肪”の女性たち
情報戦略にハマりやすいのは?
パン食は高脂肪の引き金
おしゃべりの場に必要な「ドラッグ」
乳がんとコレステロール
エストロゲン過剰を招く社会
女性が大好きな乳製品は要注意
やめられない原因は「性の貧困」
「まるで、お菓子が恋人」
「おいしい」? それとも「幸せ」?
5 「ポテチ依存症」にならないためには?
“異常”の見極めは「負のスパイラル」
きちんと食べることが生命線
「食事はつながっている」と意識する
夜型生活の“小腹満たし”に注意
「夕飯」を食べる方法を考えよう
企業の戦略に巻き込まれるな!
「意志が弱い」「だらしがない」のが原因ではない
依存症の中ではまだ“マシ”
ポテチを「精神安定剤」にしていたNさん
人とのつながりは“特効薬”になる
依存症と共存するという生き方
6 子どもの健康と味覚が危ない!
たいした「ドラッグ」じゃないから怖い!
生まれてすぐにお菓子まみれ
まともな人ほど生きづらい“異常社会”
スナック菓子は一番人気!
おじさんの病気が子どもの病気に
右手にポテチ、左手に清涼飲料水
清涼飲料水はなぜ怖いのか
ダイエットのつもりでポテチ?
『スーパーサイズ・ミー』は実際に起こる
一番怖いのはやっぱり味覚破壊
日本にはまだ“ごはん”という希望がある!
小児科医の闘いが始まる
おわりに