C・B レスマン (C・B れすまん)
このペンネームで本書を生み出したのは三人の作家です。
本シリーズのアイディアはもともと、デュッセルドルフの作家クリスティアン・ビニク(Christian Bieneik)のもので、彼はマレーネ・ヤブロンスキ(Marlene Jablonski)とともに、主人公のジャスミン、マグダレーネ、ラウラ、そしてリリーとフェリペを構想し、その登場人物たちをもとに、ウィーンの作家ヴァネッサ・ヴァルダーが「シスターズ」を執筆しました。三人は他にも、『Das Insel-Internat』、『Ein Pferd für alle Fälle』などいくつかのシリーズを共同執筆しています。
クリスティアン・ビニク Christian Bieniek
1956年ディーブルク生まれ。もっとも有名なドイツの児童文学作家のひとりに数えられ、2005年に亡くなるまで、デュッセルドルフで執筆活動を続けました。人気シリーズの『Karo Karotte』の作者でもあり、ドイツ文学賞の候補にもなりました。彼の作品は世界15ヶ国語に翻訳されています。
マレーネ・ヤブロンスキ Marlene Jablonski
1978年ダンツィヒ生まれ。ギムナジウム卒業後より児童文学作家として活動しています。
ヴァネッサ・ヴァルダー Vanessa Walder
1978年ハイデルベルク生まれ。法学を数年学んだ後、オーストリアの少年向け雑誌の記者、編集者として働いていました。2000年より、フリーの作家として活動。ウィーン在住。
浅見 昇吾(あさみ しょうご)
慶應義塾大学文学研究科博士課程修了。
ベルリン・フンボルト大学留学を経て、現在上智大学外国語学部教授。
外国人が取得できる最高のドイツ語の資格・大ディプローム(GDS)を持つ数少ない一人。
『この星でいちばん美しい愛の物語』(花風社)、『クジラの消えた日』(青山出版社)、『魔法の声』シリーズ(小社刊)など訳書多数。
増賀 知佳子(ますが ちかこ)
大阪外国語大学地域文化学科ドイツ語専攻を卒業。
フライブルク大学留学を経て、韓国で日本語教師、帰国後は福祉施設に勤務。
チリ人の夫と息子と大阪在住