● 発行年月 | 2006年3月刊行 |
● 価格 | 定価 1,320円(税込) |
● 判型 | 四六判 |
● 装丁 | 並製 |
● ページ数 | 207ページ |
● ISBN | 978-4-87290-254-9 |
美は執念。
想いさえあれば、今どんなに醜くても、何歳でも、
必ず美しくなれる。
またたく間に小顔をつくる、あの顔筋マッサージのクリエイターが、独自の美容理論、メソッド、人生とライフスタイルを語った初の書。読むだけで、美しい人に一歩近づく。美の仕事歴40年の蓄積から生まれた美容メソッドと生き方の哲学。
目次
はじめに
第一章 メイク以前
知性と教養は、顔に現われる
女は顔です、見た目です/「ねばならない」をすぐやめる/結果が一番。美しさに「ルール」はない/メイクには教養が出る/「笑い方と骨格」は美の土台/テクニックと素肌、どちらを褒められたい?/自分の持ち味を生かす/顔と体と心を観察し、かわいがる
あなたは、そんなに醜いのですか?
三〇歳を過ぎてからのほうが女は美しい/「お金がない」を美の放棄の理由にしない/「変身」は瞬間的解決に過ぎない/コンプレックスを否定しない/「過敏感な女」は決して美しくなれない
心を解放するメイク
女はかわいい/老け顔はポイントでカバー/シワは肌の記憶。だから記憶させない/こめかみは顔の姿勢/ローズピンクは老け顔のもと
「美人」はなるものではなく、作るもの
“美”は執念。思いのある人にだけ与えられる/鏡をきちんと見ていますか?/「相応」が美しい理由
第二章 実践から生まれた田中メソッド
田中メソッドの奥義
ストレスから解放されるメイク/すべては”実践”から生まれている
スキンケアの奥義
スキンケアに必要な法則は三つだけ/筋肉と肌を再生する「造顔」という発想/顔にも凝りがある
ベースメイクの奥義
補色のグリーンがいらない理由/白とベージュの二色の効果/コンシーラーはファンデーションの上から/皮脂は二割残して八割とる/ファンデーションの崩れは指で直す
カラーメイクの奥義
東洋人の肌色を美しく見せる色/パールはいらない/真の黒は少ないほうがいい/骨を無視した眉づくりはあり得ない/まぶたの腫れはグラデーションで消える/目尻三分の一がポイント/チークもいちばん最後/チークもゾーンニングが大切/リップライナーは口紅のあと/メイクの出来は道具で決まる
第三章 人を美しくする仕事
美の職人を目指す
仕事にも自分にも厳しい人間でありたい/美の職人になりたかった/凡人だからこそ非凡になれる/失敗があるから試行錯誤ができる/代わりがいないと思えばやりきれる/未知の世界を恐れない/引かない、妥協しない、譲れないものは譲らない/接客に饒舌はいらない
映像の仕事が与えてくれたもの
今の私を育ててくれた世界/転機となったある女優との出会い/現場の仕事はどれもが「恩師」/カバーメイクは男性俳優なくして育たなかった/妥協は結果で返ってくる/色と影の調整テクニック/微妙な違いを表現するために
仕事はすべて結果だけ
結果がすべて。評価もそこで決まる/プロはプロに磨かれる/創意工夫のヒントは生活の中にあり/「プロフェッショナル」であるということ/他にはない色をどう再現していくか/愛のない仕事は人を幸福にできない/人間観察は一番の教材/黒と白しか着ない理由/誰のため、何のための仕事か?
第四章 生き方のスタイル
人生に何を重ねていきたいですか?
常に挑戦者でありたい/品性は目と口元に現れる/「塩梅」がわかるのが素敵な人/謙虚に戦うこと/聞くべき話と、聞く必要のない話/素晴らしい人の素晴らしさがわかる人間でありたい
大切な生活、人、時間
ひとりの時間、夜の時間/落ち込んだときの田中流立ち直り方/私とファッション/丈には品性が出る、だからこだわる/私にとっての本と美術/小さい頃の鮮烈な記憶/父と母と兄からもらったもの/祖母が厳しく教えてくれた品性・知性/子育ても自然体/自然の摂理に従うものたちの美しさ/大きな流れの中の自分という存在
年を重ねるからこそ手に入るものもある
「こんな女性になりたい」というビジョンをもっていますか?/年を重ねるほどに深みのある美しさが増していく/生きていくことの醍醐味/いくつになっても人は未完成/暮らしの小さな幸せ感が美人をつくる/やりたいことをやらない人生はつまらない/弛緩と緊張がいい仕事をするコツ/今生きている人生が、そのまま幸せな人生/人生を楽しむことが「自立」/グチも自分の進歩に変えられる/シンプルに、三昧に生きる/最終目標は赤の似合う八〇歳””