● 発行年月 | 2005年12月刊行 |
● 価格 | 定価 1,760円(税込) |
● 判型 | 四六判 |
● 装丁 | 上製 |
● ページ数 | 263ページ |
● ISBN | 978-4-87290-240-2 |
目次
第一回 せめて『資本論』を読んでから死にたい
第二回 「なんだこれは」とマルクスは驚いた
第三回 この栓抜きを作るのに四十年かかった
第四回 むさぼり食う主人は「商品」は作らない
第五回 誰も「クイズ王」とは呼ばれたくない
第六回 わかる瞬間がわかりたい
第七回 人はときに「価値魂」に侵される
第八回 リンネルのやつは思想まで持つ
第九回 重量、ちゃんと磨いとけよ
第十回 マルクスは汗にロマンを見出さない
第十一回 ときに『資本論』の読みは妨げられる
第十二回 体力あってこその『資本論』だ
第十三回 大きな字になっても難解さに変わりはない
第十四回 ともかくもようやく「貨幣」の登場である
第十五回 「わからない」を「わからない」として味あおう
第十六回 わからないと格闘する作家の姿を見てほしい
第十七回 ただの「紙」や「金属」がなぜ貨幣になるのか?
第十八回 「共同体の果てるところにいる女たち」が気になる
第十九回 なんと、「貨幣」には魔術があるらしい
第二十回 「批判する意志」を註釈に吹き込むマルクス
第二十一回 貨幣名とは「観念上の錯誤」そのものだ
第二十二回 「わかってくるという快楽」が心地よい
第二十三回 「市場」という名のアウェーで闘う
第二十四回 それにしても「金」はまぎらわしい
第二十五回 『資本論』を読める幸福
第二十六回 マルクスの言葉を感じて『資本論』を読む
第二十七回 貨幣が身につける「国家的制服」とは?
第二十八回 四十年間も考えていた人
第二十九回 私は、砂漠を歩いているのではないか
第三十回 ジャンプしろとマルクスは言う
第三十一回 「可能性としてのテキスト」として読む
第三十二回 働くことのよろこびはきっとある
第三十三回 文筆業者にとっての労働を考えてみる
第三十四回 「マルクスの姿」を感じる快楽
第三十五回 容赦なし。感傷おかまいなしのマルクス
第三十六回 アクティヴィストとしてのマルクスを思う
第三十七回 『資本論』の旅はほんのとばくちにすぎない
あとがき
参考資料 『資本論』(大月書店版)目次