● 発行年月 | 2003年5月刊行 |
● 価格 | 定価 1,430円(税込) |
● 判型 | 四六判 |
● 装丁 | 並製 |
● ページ数 | 303ページ |
● ISBN | 978-4-87290-157-3 |
Ⅰ 触発編
・船の科学館・羊蹄丸―お台場で出会うイヤでもガツンと心に残る闇
・ふれあい下水道館―東京の下半身とふれあい、悶絶する
・東京都薬用植物園―いたずらに死や破滅が転がる植物園
・新潟ロシア村―なぜか日本が大好きになるロシア村体験
・ハワイ海岸―ハワイと言い張るただの日本海
・柏崎トルコ文化村―日本海がよく見えるトロイの木馬
・東京ドイツ村―「励ましてあげたくなる」おすすめスポット
・大阪湾ミナトめぐり―猛スピードとあきらめのガイド
・板橋区淡水魚水族館―退屈愛好精神発祥の地
・水のない水族館―水を得られなかった魚の最終ステージ
・おさかな普及センター資料館―絶対にドラネコもくわえていかないお魚がいっぱい
・成東・東金食虫植物群落―国によって手厚く保護されたタダの空き地
・比叡山頂遊園―忘れようとしても思い出せない思い出の場末
・京王堀之内―夢を具現化したら覚めない悪夢になった町
・浦安クリーンセンター―東京ディズニーランドの裏値に隠された「天国と地獄」
Ⅱ 発動編
・世界平和観音像―びっくりするほどつまらない退屈の大殿堂物件
・東京湾観音―縁起いいものが節操なく・・・、宗教の壁を越えて結集
・ハチ博物館―ハチの巣にすべてをかけた男の夢の殿堂
・いわき市石炭化石館―夢や希望と併殺された「労働」の深謀遠慮
・美ヶ原高原美術館―当惑する人々を鑑賞できるリゾート?
・びわ湖タワー―日本一哀愁のただようバンジージャンプ
・水戸芸術館タワー―幽閉された気分満点の息苦しい展望台
・那須ワールドモンキーパーク―騙されたと思ってついて行きたいけど。
・京都タワー―京都人にすら愛されていない退屈の金字塔
・東京タワー―昭和の記憶と蝋人形
・横浜マリンタワー―間違ったカップルの忘れたい思い出
・まちだリス園―さようなら。もう二度と来ません。
・多摩動物公園・昆虫園―あらゆる生理的不快感を体験できる魅惑の展示
・アイスワールド―超低温に隠されたお寒い展示
・鎌倉シネマワールド―ひっそりと静かに消えていった和製US
・東京都江戸東京博物館―「ちゃんとはしてるんだよなあ」
・ゆう・もあ村―まさに名前がすべてを物語る?
Ⅲ くるくる編
・舞鶴引揚記念館―我々はただ生きているだけで祝福されている
・昭和館―反対する前に戦争を知ろう
・明治大学刑事博物館―日常から歩いて3分、歴史の闇へご招待
・マクドナルド・ミュージアム―「勝てば官軍」というしそうに馴染めないあなたに
・養老天命反転地―ケガ人続出!日本一危ない公園
・タイや公園―団地とタイヤとケシの花
・光の楽園―地図にもガイドにもその位置を記さなかった伝説の楽園
・カブトガニ博物館―カブトガニにすがる町の哀愁
・屈斜路湖―クッシーのいない屈斜路湖の脱力
・富士ガリバー王国―失敗は隠さない方がいいという教訓
・富士山―近づくほどにイメージから遠くなっていく
・二見シーパラダイス―ふれあい動物系の最終兵器登場!
・伊豆アンディランド―究極にして本物の癒やし系
・加山雄三ミュージアム―俺イズム天然系
・第五福竜丸展示館―永久に悲劇の証人の義務を背負ったタダの漁船
・ジョン・レノン・ミュージアム―想像してごらん。どの程度かを。
・江ノ島―欲望と絶望と退屈のワンダーランド
・渋谷東急屋上―渋谷ファイナルファンタジー。奇蹟の退屈天国