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● 発行年月 | 2002年6月刊行 |
● 価格 | 定価 1,540円(税込) |
● 判型 | 四六判 |
● 装丁 | 並製 |
● ページ数 | 212ページ |
● ISBN | 978-4-87290-128-3 |
私はあなただけを見ている。
どうして人は恋をするのだろう。
どうしてその人でなければならないのか。
せつなくてつらい恋だとわかっていながら、
結論が出ないかもしれないと思いながら、
それでも「好き」だけは止められない……
目次
プロローグ
序 「不倫」という言葉
第1章 独身女性が恋に落ちるとき
彼女はなぜ「不倫」を選んだか
一度目の不倫–別れを受け入れた愛/二度目の不倫–キャリア・アップにつながった愛/三度目の不倫–独身同士から不倫の恋へ/「好き」という気持ちの正体/なぜその人でなければならなかったのか
恋に落ちるきっかけ
恋に陥りやすい出会いの場所と年齢差/深い関係になるかどうかは、女性側が主導権を握っている!?
彼女たちのせつなさ
生き方の条件によって違ってくる不倫観/罪悪感から生じる、せつなさと苦しみ/「待つ」女から確信犯へのすすめ/制約の多い恋愛は、自信なくしては育めない
引き返せなくなる女の心情
身も心も溺れてしまった日々/妻への発覚、そして別れ/引き返せなかったことの後遺症/
妻に発覚~対決へ
彼の家に行って壊れていく心の中/束縛し、束縛されて安定感を得る男と女/誰もが傷ついた結末
第2章 既婚女性が恋に落ちるとき
妻たちの潜在的な欲望
あるナンパ師の証言から見えた、妻たちの背景/私が体験した結婚という制度/夫と妻=男・女としての意識の違い
妻たちが恋にはまるとき
自分を抑制できなくなる「好き」という感情/人妻であるという意識から「ただ女」になるとき/高いハードルを跳び越えるまでの葛藤/ある男性に出会ってわかった心のぬくもり/深い闇を抱えて過ごしている妻たち
家庭生活と恋は両立するか
男性恐怖心を払拭してくれた彼との出会い/功を奏した遠距離不倫/彼の存在で知った、自分を大事にするということ/恋愛と家庭生活を見事に両立させている女性/抱きしめられ、告白されたときの女心/年下の男の熱意と年上の既婚女性の決着/出会ってよかった–と思えた自分の選択
既婚女性の恋愛のせつなさ
「せつなさ」いろいろ/生々しい感情、愛することの大切さ
第3章 独身女性と既婚男性~私たちのケース
二十年という歳月
別れのきっかけは「妊娠」/再度の不倫、妻との壮絶なバトルの結末/晴れて結婚。夫の暴力–そして離婚/離婚後の再会。深まる愛と苦悩/三つの解決法しかない不倫の関係
二年間、彼が結婚していることを知らずに
不審を感じつつも幸せだった二年間の日々/彼が結婚していることがわかったとき/それでも、生きていく上で絶対に必要な人
絶対、奪い取ってやる
この人となら何でもできる……/彼を奪い取る決意/「奪い取る」という意志の裏に秘めた覚悟
彼の子供を産む選択
荒れていたとき、彼がしてくれたこと/断る彼を押しきって結ばれたよろこび/未婚の母になる選択と彼の理解
第4章 既婚女性たちの不倫の恋のあり方
ブレーキをかけながら
家庭も彼も大切。自分で出した答え/家庭と恋愛を両立させている大人同士の愛のあり方
私は離婚したけれど–
夫の病い、別れを口に出せない妻の精神的疲労/メールのやりとりで、会いたい気持ちになった理由/彼女の離婚成立と彼の離婚のゆくえ/彼に出会って得た「私は生きている」という実感
初恋の人と紆余曲折を経て
結婚、離婚、初恋の人との出会い、再婚……/初恋の彼への思いを断ち切れなく再々会/母と妻の顔、少女のような女の顔/全身全霊で彼を思う女のけなげさ
後悔はしていないけれど……
既婚女性に共通の鬱屈した日々/話の合う男友だちの出現/深まっていったふたりの関係/夫の子供と偽って彼の子供を出産/夫への発覚、あまりにも過酷な結末/今、彼は娘にとって「お母さんのお友だち」/してしまった後悔、しなかった後悔││結論より、今を生きること
終章 不倫の恋をどうとらえるか
不倫とセックス
肉体と心は不可分の関係/不倫の恋をする女たちの本音
不倫だから燃える、は本当か
刺激(不倫)と穏やかな愛情(結婚)のギャップの戸惑い
女性が不倫に訣別するとき
恋愛に大事なことは「自分が彼をどう思うか」/煮詰まったら、被害者意識をもたずに冷静に自分を見つめることから……/不倫の結末に「別れ」が来たとしても、大事なのは自分の気持ちと誇り
エピローグ