シド ワトキンス(しど わときんす)
イギリスリバプール大学医学部卒業後、オックスフォード大学のラドクリフ附属病院で神経外科を専攻。60年代は、ニューヨークに渡り神経外科の教授、その後70年代にはイギリスに戻り、ロンドン病院で初めての神経外科の教授となる。
78年より、F1グランプリの専属外科医となり、今日に至る。
国際自動車連盟(FIA)の医学委員会会長、専門家諮問委員会委員長。
20年にわたり、グランプリ・ドクターを務め、何百ものレースに参加。
78年のモンツァにおけるロニー・ピーターソンの死亡事故から、94年5月のイモラでのアイルトン・セナの死亡事故に至るまで、救命活動は多くの人に知れれている。もちろん救命に成功した例は数多く、博士によって命を救われたドライバーたちは、その後も彼の親友になっている人が多い。
小川 秀樹(おがわ ひでき)
1956年岡山生まれ。
1979年早稲田大学政治経済学部政治経済学科卒業。
ベルギー政府給費生としてルーヴァン大学国際法研究所フェロー、外務省アソーシエイト・エキスパートとして、国連ESCAP(バンコク)研修、太陽神戸三井総合研究所(現さくら総合研究所)等を経て、現在、ナント大学ユーロ・アジア経営センター客員研究員。国際問題を中心に活動中。
著書・論文に『経済開発と国際企業開発』(APIC)、『動きだすベトナム経済改革』(日経経済教室)、『中小企業のための国際技術交流マニュアル』(共著 JETRO)、「EC統合とリージョナリズム」(河上記念財団奨励賞)、『早稲田政経の研究』(WAVE出版)。