● 発行年月 | 2025年1月刊行 |
● 価格 | 定価 1,760円(税込) |
● 判型 | 四六判 |
● 装丁 | 並製 |
● ページ数 | 232ページ |
● ISBN | 978-4-86621-505-1 |
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よくあるお困りの24ケースで、学校・将来・ルールについて話し合える親子関係へ
不登校中の子どもから「あのゲームがほしい」と言われたら?
1、「学校に行ってないからダメ」と却下する
2、「元気になってくれるなら」と買い与える
3、「ゲームは1日1時間」という条件付きで買う
実はぜんぶNG!
→ベストな答えはCASE5(P.86)へ
学校に行きたくない理由は、お子さんによってそれぞれあります。
友達とケンカをしてしまったのかもしれませんし、「学校の勉強についていけない」と感じているかもしれません。
いじめや人間関係に悩んでいるのかもしれませんし、「もっと親に話を聞いてもらいたい」、あるいは「家でずっとゲームをしたい」と思っているお子さんもいるでしょう。
ただ、どんな理由があっても、学校に行けない子どもの心は自己否定でいっぱいです。
そんな子どもの心を否定せず、かといって言いなりにもならない声がけをお伝えします。
不登校が始まったばかりの子どもから、心がたいぶ回復してきた頃の子ども、親とまったくコミュニケーションをとらなくなってしまった子どもなど、
「どのような状態の子ども」に「何という声がけ」をするのかも大切なポイントです。
「子どもが物を壊したり、自傷行為をするようになってしまった」(→CASE7)
「学校に行かなくてもいいから勉強はしてほしい」(→CASE10)
「子どもと進路について話したい」(→CASE18)
よくある困った24のシチュエーションにどう対応したらいいのかわかります。
過去に言ってしまった言葉をなかったことにすることはできません。
でも、親子関係をやり直すことはできます。
自身も不登校を経験し、現在はカウンセラーとして1万人以上の事例に携わった今野先生による
子どもを受容する声がけの本。
Contents
はじめに
序章 子どもと接するときに大切な〝受容感〟
・なぜ子どもを受容することが大切なのでしょうか?
・親は自分自身のことを受け容れていますか?
・子どものことが心配でたまらないときは
・声がけをするときの気持ちが一番大切
・声がけの基本5つ
① 理解を示す
② 受容的な態度で接する
③ 怒らない
④ 話しすぎない
⑤ 子どもからの反応は期待しない
・集団タイプの子どもと個人タイプの子ども
・集団タイプの子どもへの声がけポイント
・個人タイプの子どもへの声がけポイント
・不登校解決までのステップとは?
第1章 不登校スタート期の声がけ
・この時期の声がけのポイント
・CASE1 学校に行く準備が進まないとき
・CASE2 「学校に行きたくない」と言われたとき
・CASE3 子どもに留守番をさせて外出したいとき
・CASE4 「ほっといて」と言われたとき
コラム1 子どもとお休みについて話してみる
第2章 不登校本格期の声がけ
・この時期の声がけのポイント
・CASE5 「あのゲームがほしい」「髪を染めたい」などと要求してきたとき
・CASE6 「○○したら××する」と交渉や脅しをかけてきたとき
・CASE7 子どもが物を壊したり、自分を傷つけるようになってきたとき
・CASE8 ゲームやスマホをずっと見ているとき
・CASE9 オンラインゲームにはまっているとき
コラム2 子どもと将来について話してみる
第3章 落ち着き期の声がけ
・この時期の声がけのポイント
・CASE10 学校に行かなくても勉強はしてほしいとき
・CASE11 「勉強って何の意味があるの?」と聞かれたとき
・CASE12 親子の会話を増やしたいとき
・CASE13 子どもがルールを守らなかったとき
コラム3 子どもとお金について話してみる
第4章 過去の清算期の声がけ
・この時期の声がけのポイント
・CASE14 子どもから自分の行動を責められたとき
・CASE15 つい子どもと口論になってしまったとき
・CASE16 子どもが学校への不満を打ち明けてくれたとき
・CASE17 子どもが自己否定的な発言をしているとき
コラム4 子どもと学校について話してみる
第5章 回復期の声がけ
・この時期の声がけのポイント
・CASE18 子どもと将来や学校について話したいとき
・CASE19 子どもの視野を広げたいとき
・CASE20 少しずつ家のルールを決めていきたいとき
コラム5 子どもをいい意味で手放そう
第6章 子どもとこじれてしまったときの声がけ
・この時期の声がけのポイント
・CASE21 子どもが外で何をしているのか話してくれないとき
・CASE22 子どもがまったく口をきかなくなったとき
・CASE23 子どもが部屋に閉じこもってしまったとき
・CASE24 進学の判断など期日があるものについて話したいとき
おわりに