● 発行年月 | 2025年4月刊行 |
● 価格 | 定価 1,980円(税込) |
● 判型 | A5判 |
● 装丁 | 並製 |
● ページ数 | 200ページ |
● ISBN | 978-4-86621-502-0 |
■なぜ、あなたは文書・資料作りが苦手&嫌いなのか?
ビジネス文書・資料の作成に苦手意識を持つ人は少なくありません。
せっかく時間をかけて作ったにもかかわらず、上司や同僚から「伝わりづらい」「もう一度やり直して」などと言われることが繰り返されると、「そもそも自分には文書・資料を作成するセンスがないのではないか?」と悩んでしまうこともあるでしょう。
しかし、文書・資料作成の能力は「センス」や「才能」によるものではなく、コツさえ押さえれば誰でも身につけられる単なる「スキル」です。
文書・資料作成が苦手な原因は、正しい方法を学んでいないからです。
では、なぜ苦手なのか?
よくある3つの原因を挙げてみます。
・そもそも何を書けばいいのかわからない
・論理構成、文章・図版の作成に時間がかかる
・上司からのダメ出し、やり直しが多い
これらの問題は、「文書・資料作成の正しいアプローチ」を学ぶことで解決できます。
本書では、特にビジネスの現場で求められる「シンプルで伝わる文書・資料」の作り方にフォーカスして、効率的に成果をあげる方法をお伝えします。
■文書・資料の作成は要点だけ押さえれば十分
ビジネスにおける文書・資料は「相手に正確に伝わる」という役割を果たしていれば十分です。
そのために重要なポイントは次の通りです。
・オリジナリティではなく「伝わる」を目指す
・文書・資料の種類ごとに論理構成を使い分ける
特に作成頻度が高い文書・資料は、ゼロから作るのではなく、あらかじめテンプレートを用意しておくことで、作成時間を大幅に短縮できます。
本書では、メール、進捗報告書、改善提案書、会議アジェンダ、議事録、企画提案書の6つの代表的な文書・資料に適したテンプレートとその使い方を詳しく解説します。
■文書・資料はテンプレートに沿って書くだけでOK
そもそもビジネスにおける文書・資料とは、読み手(上司、顧客、同僚など)に自分が期待する行動をしてもらうための手段(ツール)にすぎません。
そのためには、読み手の関心事を把握し、関心事に対する答えを用意しておくことが必要です。
つまり、学生時代の試験のように「正解がある」と考えたほうがうまくいきます。
そして、試験のカンニングペーパーにあたるのが、この本で紹介するテンプレートです。
テンプレートに沿って、書くべき内容をしっかり盛り込めば、誰でも良い文書・資料を効率的に作成できます。
ぜひ、しっかりと身につけていただきたいと思います。
○目次
第1章 文書・資料は「型」がすべて!
――テンプレートにあてはめるだけ
第2章 メール
――適切、簡潔な文章で成果を出す
第3章 進捗報告
――ポイントは安心感と信頼感
第4章 改善提案
――みんなの課題を解決し、業務効率アップ!
第5章 会議アジェンダ
――目的・進行を明確にして会議を超効率化!
第6章 会議議事録
――組織の生産性を上げるための戦略ツール
第7章 企画提案書(プレゼン資料)
――共感、信頼、納得、決断の4ステップで人を動かす!
第8章 上司、顧客への想定問答
――提案・報告を却下されないためのリスクヘッジ