書籍詳細 書籍詳細
  • ホーム
  • 子育て
  • 特別支援が必要な子どもの高等学校進学の話
  • 電子版あり
  • ホーム
  • 教育・学参
  • 特別支援が必要な子どもの高等学校進学の話

特別支援が必要な子どもの高等学校進学の話

電子版あり
特別支援が必要な子どもの高等学校進学の話 特別支援が必要な子どもの高等学校進学の話
発行年月 2024年4月刊行
価格 定価 1,650円(税込)
判型 四六判
装丁 並製
ページ数 176ページ
ISBN 978-4-86621-485-6
オンライン書店で購入

※電子書店はKindleでご購入いただけます。

内容紹介

子どもの将来を考えるなら、18歳以降の出口を見すえた学校選択を! 

 

今、不登校や発達障害を持つ子どもの数が急増しています。

 

特別な支援が必要な子どもの教育は、保護者がどのような学校を選ぶかが重要です。
義務教育の中学校までは、さまざまなサポートが増えてきましたが、
18歳の成人以降を見すええた進路には数多くの選択肢があります。

 

どのように選べば、子どもにとって、もっとも良い選択になるのか。
中学校の先生に聞いても、ネットで調べても、的確な答えはなかなか見つかりません。

 

それは特別支援教育の専門家が少なく、正しい情報が伝わっていないからです。
子どもの将来を考えるなら、保護者にとって、高等学校の選択は大きな問題です。

 

本書は、特別支援教育に一貫してかかわり、最前線で活動している著者が、
特別な支援が必要な子どもの高等学校の選び方を誰にでもわかりやすく解説。

 

高校卒の資格が取れる進路を具体的な学校名を挙げて紹介します。

 

保護者や学校関係者、自治体の担当者必読の書です。

 

 

目次

序章 不登校を含めた特別支援教育の現状と課題
□特別支援が必要な子どもたちは増加している/□特別支援の専門家として実践を積んできたが……/
□「中学卒」「高校卒」「特別支援学校高等部卒」の三種類の出口/□特別支援学校高等部を卒業しても多くの子は就労が難しい/□「高校ぐらいは卒業させたい」と思う本人と保護者
第1章 たくさんの方が将来の進路について悩んでいる
□先生が三年先、五年先のことを教えてくれない理由/□責任が持てない/□先生が「この高校がよい」と明確な進路指導をしない理由/□できないのではなく、集団や一斉指示が苦手なだけ/
□できないのではなく、身に付くために時間が必要なだけ/□本人が決める三つの内容「結婚」「就労」「進学」
□保護者や本人だけで苦しまないこと
第2章 なぜ高等学校卒業なのか
□中学卒では十分な収入や社会的地位が得られにくい/□現在、中学卒の割合はごくわすか 
□高等学校にはさまざまな種類があり、今後、あり方も変わる/□学歴、学力だけではなく、その子なりの社会性も高めたい/□授業料が大幅に安くなっている/□高校卒資格があれば、その後のキャリアアップが可能になる
第3章 不登校や特別支援が必要な子どもが進学できる高等学校
□普通の高等学校と特別な高等学校の違い/□特別支援が必要な子どもの高校の種類(その一)公立高校編・1/
□特別支援が必要な子どもの高校の種類(その二)私立高校編/
□特別支援が必要な子どもの高校の種類(その三)通信制高校/
□特別支援が必要な子どもの高校の種類(その四)専修学校高等課程
第4章 通信制サポート高校の実践例
□グロー高等学院の場合はどうか/□私と明蓬館高等学校との出合い/□グロー高等学院の開校/□グロー高等学院の特徴とは何か/□見学者や体験者からよくある質問/□通信制高校でも絶対にやらなくてはいけないことはある
第5章 高等学校卒業後の世界を考える
□就労について/□就労移行支援事業と就労定着支援事業の活用/□専門学校や大学進学/
□一八歳までに考えておきたい特別支援の三種の神器/□障害者手帳を取得するかどうか/
□増加する特例子会社働くという選択
終章 一八歳以降の出口を見すえて、これから何をするとよいのか
□まずは、お子さんに合った進路は何かを考える/□早くから見学体験し、七つの観点で学校を選ぶ/
□最低限の学力を身に付けること/□学力よりも適応能力や社会性が重要/
□「ヴァインランドⅡ」と「SM社会生活能力検査」「KIDS」の活用/
□成年後見制度の活用/□保険を使ってお金を残す選択肢
巻末資料 高校へ進学した特別支援が必要な子どもの「保護者からの声」

著者紹介

山内 康彦(やまうち やすひこ)

学校心理士SV(スーパーバイザー)。
1968年岐阜県生まれ。中部学院大学非常勤講師、(株)グロー・トラス取締役、元日本教育保健学会理事。岐阜大学教育学部卒業。岐阜大学大学院教育学研究科修了。専門は特別支援と保健体育。
岐阜県の教員として20年勤務した後、教育委員会で教育課長補佐となり、就学指導委員会や放課後子ども教室等を担当。その後、学校心理士とガイダンスカウンセラーの資格を取得。
現在は、一般社団法人障がい児成長支援協会の代表理事を務めながら、学会発表や全国での公演活動を積極的に行なっている。
著書に『「特別支援教育」って何?』『特別支援が必要な子どもの進路の話』『特別支援が必要な子どもの「就労」「進学」「進路」相談室』がある。