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50代、家のことで困ってます。

電子版あり
50代、家のことで困ってます。 50代、家のことで困ってます。
発行年月 2022年2月刊行
価格 定価 1,760円(税込)
判型 四六判
装丁 並製
ページ数 224ページ
ISBN 978-4-86621-408-5
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※電子書店はKindleでご購入いただけます。

内容紹介

ローンは組めるの?
住み替えってどうすればいいの?
「終の棲家」は?
実家はどうする?

人生100年時代。
定年までのカウントダウンがはじまり、
将来を見据えてこれから残りの人生をどう生きていくのか、
ライフスタイルも含めて改めて考える人も多いのではないでしょうか。

そんなとき、「家」は避けて通れない重要な要素。
だからこそ、50代からでも、自分にあった間違いのない「老後の住まい」を手に入れたい。
「無理なローンは絶対に組まない」
「老後資金は必ず確保する」
「世間一般の価値観に縛られない」……等々、
「50代のための失敗しない家の売り買いの基本」を、
不動産と経済のプロがQ&A方式でわかりやすくお伝えします!

目次

はじめに
第1章 50代、「買う」「売る」前に、考えてみてほしいこと
まず「持ち家=幸せ」かどうかを考える/これから家を買うなら「ブラックスワン」に備えよ/考えるべきリスク①金利が上がるリスク/考えるべきリスク②離職・転職のリスク/考えるべきリスク③不動産価格が下落するリスク/ローンが払えなくなったら、賃貸に出せばいい?/賃貸より買ったほうが得って本当?/老後を考えたら、やっぱり持ち家?/住居費を抑えてお金を貯めるという選択肢/「終の住処は賃貸で」は可能か/「優先するもの」はなんですか

第2章 手堅く家を買うためのお金の話
頭金とは別に、2〜3年分の生活費を確保する/親の遺産をあてにしていい?/「退職金を注ぎ込んでローンを完済」は避けるべし/住宅ローンは「ボーナス返済なし」で組む/できれば繰上げ返済を。ただし余裕のある範囲で/総予算は「物件価格」+「諸費用」で考える/50代でローンを組むポイントは「20年」「固定金利」「元金均等」/どのくらい借り入れ可能か、返済負担率を出してみる/マンションの「修繕積立金」は数年ごとに上がる/戸建ての場合は外壁塗装や庭木の管理、維持管理費がかかる/ローンは複数の銀行を比較検討するのがベスト/「夫婦で」「親子で」ローンを組んでも大丈夫?/住宅ローン控除って? お金をいくらかもらえるもの?/万が一ローンを返すのが困難になったら/「ローン=借金」という原理原則を忘れない

第3章 50代で初めて家を買うためのお金の話
「終の住処」を視野に入れた家選びが理想的/「子どもに資産として残せる家」を選ぶべき?/セキュリティを考えたら、は戸建てよりマンションがお勧め/エレベーターのない物件に要注意/意外と無視できない「音の問題」/中古マンションは「水漏れ」の修理・修繕履歴を必ずチェックする/過去の修繕履歴と、今後の修繕計画を確認する/購入した住まいのアフターサービスについて/住宅診断は建築士の資格を持った診断士に/戸建ては「確定測量図」「ご近所さんチェック」もお忘れなく/災害に備えて、必ずハザードマップを確認する/「新耐震」もしくは「耐震補強後」の家を選ぶのがベスト/水害に地震。防災面ではマンションに軍配/地震による「液状化」で何が起きるのか/「斜面地」にも要注意、防災のヒントは「地名」

第4章 失敗しない「住み替え」「リフォーム」のためのアドバイス
ポイントは「経済事情」と変わりゆく「ライフスタイル」/地方への住み替えは、まずお試しで1年住む/我が家はいくらで売れそうか、まずはネットで情報収集/住み替えの場合、不動産屋さんはどうやって選べばいい?/絶対に忘れちゃいけない「買い替え特約」/住み替えにかかるお金は?/家のローンが残っていても、住み替えはできる?/最近よく聞く「リバースモーゲージ」って?/50代でリフォームするならここをチェック/やってはいけないリフォームとは?/空き部屋を「人に貸し出す」こともできる

第5章 「実家」という家をどうしたらいい?
「資産価値が下がらないうちに売る」は正解?/実家は売るか? それとも貸すべきか?/親の死後空き家になった実家を売るとき、何から始めるのか/「片付け」にかかる時間とお金を確認しよう/実家を賃貸に出すのは「不動産投資」の発想で/賃貸に出したらいくらかかる? いくら入る?/実家を解体し、駐車場やトランクルームとして貸し出す/「空き家のまま放置」は避ける実家を賃貸に出す場合の注意点(初期費用、月々の収支、相続税などについて)/「空き家のまま放置」は避ける

第6章 「おひとりさま」「自営業」の人はここにご注意
一人暮らしでも、最低㎡は確保しよう/「貸しやすい」「売りやすい」物件がベストな選択/年収200万あれば、住宅ローンを組むのは可能/給付金や特別控除など、負担を減らせる制度を探してみよう/「自宅が職場」の場合、管理費や修繕積立金は経費にできる?/大事なのは、自分の経済と価値観に合った家を見つけること/金融リテラシーを高める重要性

第7章 郊外・地方に住むという選択
テレワークで加速する、脱・都市志向の住まい方/二地域居住の勧め/「老後」に備えて、考えておくこと/地域に溶け込む「関係づくり」を楽しめるか/年をとって車の運転ができなくなったときのことも考えておく/住むところが変わると人生が変わる⁉

取材を終えて ──長谷川先生が教えてくれたこと

あとがき

著者紹介

長谷川 高(はせがわ たかし)

株式会社長谷川不動産経済社代表。東京都生まれ。立教大学経済学部卒業。大手デベロッパーにてビル・マンション企画開発事業、都市開発事業に携わったのち、1996年に独立。以来一貫して個人・法人の不動産と投資、賃貸経営に関するコンサルティング・顧問業務を行う。自身も現役の不動産プレイヤーかつ投資家として、評論家ではなく常に現場と実践にこだわり続ける一方で、メディアへの出演や講演活動を通じて、不動産全般について一般の方々にわかりやすく解説することに尽力している。著書に『家を借りたくなったら』『はじめての不動産投資』(共にWAVE出版)、『厳しい時代を生き抜くための逆張り的投資術』(廣済堂出版)などがある。