・ずっとしんどい
・なんだかよくわからないけれど調子が悪い
・気持ちが沈みがちでやる気が湧いてこない
・不安とイライラがとまらない

こういった症状を訴える女性の患者さんが、
今、著者の外来に急増しているそうです。
なかなか日常が戻らない状態で、
長期間にわたって不自由な生活を強いられている私たちは、
自分でも気づかないうちに、
さまざまなことを我慢しているのです。

みんな同じように苦しいんだ、
自分はまだ恵まれているからもっともっとがんばらなくては……。
そんなふうに考えて無理をしている人が多いのではないでしょうか。

あなたに必要なのは、
もっと「自分自身のこと」を考える意識と時間です。
まずは今の自分の状態に「気づく」こと。
そして自分の思考や行動の悪い習慣をよい習慣に変えること。

本書は、メディアでも人気の女性うつ専門外来医が、
思考や衣食住にまつわる「よい習慣」を100例挙げて、
その習慣が心と身体によい理由を解説しています。

ちょっと手に取って、パラパラとめくってみてください。
そこに書かれているのは、意外なほどシンプルで、
簡単なことばかりなのに驚くはずです。
わかりやすい解説とファンタジックでかわいらしいイラストが、
1見開きに1項目ずつ。

次は試しに、目にとまった項目を実践してみてください。
大切なのは、継続すること。
今の自分の状態に気づき、習慣を変えて、
どんな状況でも「凹まない」自分をつくりましょう。
習慣を大事にすることで、
人生を好転させることもできるはずです。

食事の回数を減らさない、作り笑いでも笑う、
しこを踏む、天気が悪い日は明るい色の服を選ぶ――。
ほんの小さな「いつもと違うこと」で、
心と体を整えていきましょう!