● 発行年月 | 2021年12月刊行 |
● 価格 | 定価 3,300円(税込) |
● 判型 | A4判 |
● 装丁 | 上製 |
● ページ数 | 48ページ |
● ISBN | 978-4-86621-372-9 |
2019年、日本で動物愛護法が改正され、動物虐待に対する厳罰化が実現した形になりました。それまで2016年度には約11万頭の犬と猫が公的機関に引き取られ、そのうち5.5万頭が殺処分されていましたが、2021年現在、引き取り数8.5万頭、殺処分3.2万頭にまで減ってきています。また、生後56日以下の子犬や子猫の販売禁止、ゲージの広さ等環境の整備なども行われ、動物の周辺が少しずつ変わりつつあります。
動物と人間の関係の移り変わりに触れつつ、アニマルウェルフェアの観点なども踏まえた本シリーズで、ペット、家畜、野生動物など、さまざまな動物たちの尊厳や命への感謝を考えるヒントを提示します。
もくじ
はじめに 2
お肉には種類がたくさん! 6
命の重みを考えよう 9
1 食べるために育てる家畜
スーパーマーケットに肉がならぶまで 10
昔より肉をたくさん食べるようになった日本人 12
牛の飼育 14
ブタの飼育 16
ニワトリの飼育 18
家畜の大量生産が地球環境にあたえる影響 20
家畜の伝染病 22
2 家畜の命と向き合って育てる
家畜にとって心地よい環境で育てる 24
アニマルウェルフェアを考えた家畜の飼育 26
牛も人も幸せになる山地酪農 28
持続的な畜産をめざす 30
命をいただく責任を考える 32
命に感謝して「いただく」 34
酪農で学ぶ食や仕事、命 36
3 さまざまに利用される動物の命
実験に利用される動物 38
化粧品や食品の開発に利用される動物 40
ファッションのために利用される動物 42
人のくらしにかかせない動物 44
もっと読みたい人へ おすすめの本 46
さくいん 47