● 発行年月 | 2020年5月刊行 |
● 価格 | 定価 1,540円(税込) |
● 判型 | 四六 |
● ページ数 | 192ページ |
● ISBN | 978-4-86621-282-1 |
多くの手法で模索されている地方創生策。
その中で今注目されているのが地元の高校の存続である。地域の高校が廃校になれば、その地域から高校生の姿が消え、地域の活力は一気に低下する。この危機を乗り越えたのが北海道・足寄町だ。町が民間企業に学習塾の運営を委託。この学習塾の公設民営化により道立足寄高校の入学希望者が増え大学進学実績が向上して、生徒数減少に歯止めがかかった。これにより道立足寄高校の存続が可能となった。
その民間企業が株式会社Birth47(本社東京、代表取締役 高橋宏幸氏、資本金5450万円)である。株式会社Birth47では、現在、この方式を、北海道各地はじめ岩手県、静岡県、大分県下の計9自治体と展開している。この新たな地方活性化策の具体的な事例を足寄町の「足寄町学習塾」で塾長として奮闘する著者が、「足寄町学習塾」の開校の経緯、塾運営と教育指導の成功と失敗を交えながら具体的に報告する。
序章 公設民営塾誕生
第1章 地方創生の鍵は高校存続である
第2章 公設民営塾を足寄町が開設するまで
第3章 「公設民営塾は町の発展に欠かせない
第4章 塾長がぶつかった数々の〝想定外〟
第5章 足寄学習塾はなぜ成果を出し続けているのか?
第6章 町民、保護者、塾生はどう見ているか?
第7章 自治体との接点から開塾まで全プロセス公開!
第8章 ゼロからイチを創ってきたイノベーター集団
終章 教育環境が良くなれば定住が進む