● 発行年月 | 2017年1月刊行 |
● 価格 | 定価 935円(税込) |
● 判型 | 新書判 |
● 装丁 | 並製 |
● ページ数 | 192ページ |
● ISBN | 978-4-86621-028-5 |
はじめに
働くのが苦しい……/まず最初に、まわりを責めた/次に、自分を責めた/誰も責めない──「自責」とは「今やるべきこと」に責任を持つこと/「苦しい働き方」から抜け出す方法
第1章 悩まない働き方
言葉1 希望する仕事につけないとき
目の前の〝鉛(なまり)〟を掘りなさい。
転職したら、苦しさから抜け出せる?/〝一流のコピー取り〟になってみろ/「頼まれごとは試されごと」
言葉2 思い悩んで、手が止まってしまったとき
考え込むのは、ヒマな証拠。
仕事がうまくいかないのは会社のせい?/心配することが多いのは、今を懸命に生きていないから/心の中を「今」だけで満たす/
言葉3 「自己嫌悪」で苦しいとき
ダメな自分でいいじゃないか。
ずたずたになったプライド/理想の〝自分〟と実際の「自分」がずれている
言葉4 言葉いつまでもクヨクヨしてしまうとき
よくなろうと悩んでいる。それだけで尊い。
誰にも会いたくないほどに落ち込んでいた/「悩んでいる自分」に価値がある/「このままでいい」と思えるから、がんばれる
第2章 戦わない働き方
言葉5 仕事がうまくいかないとき
観葉植物に水をやらない人が、お客様を大切にできるわけがない。
忙しすぎて、すり減った心/荒れた部屋が「自分の姿」
言葉6 相手に怒りを感じたとき
過去と他人をかえることはできない。未来と自分を変えることはできる。
「ダメ出し」したくなる相手/「正しい」と思っているのが、間違いのもと/「ロシアの地図」と「日本の地図」のどっちが正しい?/「自分が変わるからおまえも変われ」はただの取引
言葉7 誰かに傷つけられたとき
誰かを傷つけ、それが戻ってきただけのこと。
怒りを乗り越える方法/「自分も同じあやまちをした」と考える/「立派な人間」でなくていい/
言葉8 納得できないクレームを受けたとき
誰ひとり賛同してくれなくても、己の信念だけを見よ。
僕の対応を一方的に全否定された/信念を胸に淡々と歩む
第3章 こだわらない働き方
言葉9 がんばっているのに報われないとき
豊かだから与えるのではない。与えるから豊かになるのだ。
余裕のある人がうらやましい/家を増やす唯一の方法
言葉10 恩を仇(あだ)で返されたとき
「してあげたのに」は、狭量(きょうりょう)の証拠。
「恩知らず」に対するイライラ/かけた情けは水に流せ
言葉 11 誰かに迷惑をかけられたとき
これで「ご恩返し」ができる。
早朝6時のどぶさらい/人間は「都合のいいこと」しか覚えていない/「これもご恩返し」と思えば、心が軽くなる
第4章 負けない働き方
言葉12 悪い壁にぶつかったとき
一隅を照らすものでありたい。どんなに小さいみじめな一隅でも。
あきらめたら、楽になれるのか?/奇跡は、たった一人から始まる/誰からも認められなくてもいい
言葉13 挫折してばかりのとき
失敗したら、何度でも、何十回でもやり直せばいい。
決めたことが続かない……/「いっそ、やめてしまえ」とあきらめない
言葉14 職場で孤立していると感じたとき
両親がそそいでくれた、無条件の愛情を思いだす。
「孤独」を感じると、より「孤独」になる/僕はこうして、深い孤独がいやされた/「心の安全基地」は誰でももっている
第5章 道を拓(ひら)く働き方
言葉15 悪いことばかりが続くとき
悪いことをなくそうとすると、いいことも起きなくなる。
成功したければ失敗を増やせ/「順番が来た」だけのこと――淡々と受け入れればいい
言葉16 置かれた環境が耐えがたいとき
たりないことをなげくのではなく、今あるもののありがたさを見なさい。
こんな目にあっても、感謝しなければならないのか?/楽観主義は意志である
言葉17 「もうダメだ」と絶望しそうなとき
明けない夜はない。夜明け前がいちばん暗い。
未来を悲観し、絶望していた日々/明けない夜はない/無理矢理にでも希望を捨てない
第6章 「志」に出会う働き方
言葉18 自分の生き方に違和感を感じたとき
親への感謝からすべてが始まる。
なぜ、自分のふるまいが受けいれられないのか?/母に対する「申しわけなさ」/あやまったとき、はじめて「感謝」に気づく
言葉19 「過去の自分」が許せないとき
ご恩は当人に返さなくていい。社会に返せばいいのです。
世話になった叔父が危篤に/叔父の涙/違う人を助けてあげればいい
言葉20 心がむなしいとき
神様が与えた宿題は何か。
突きつけられた「集団辞職」の現実/問題から逃げても、神様は同じ問題を出し続ける/問題に向き合ったとき「志」が見つかる
おわりに